東京モーターショーは世界からみれば異色! クルマを売ってはいけないオートショーに未来はない (1/2ページ)

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東京モーターショーは世界からみれば異色! クルマを売ってはいけないオートショーに未来はない

1台でも多くクルマを売るためセールスマンが大量投入される

 GIIAS(ガイキンド・インドネシア国際モーターショー)2019は7月18日から行われた。18日はプレスデーおよびVIP招待日となり、一般公開初日は19日。毎度のことだが、1日では会場内をくまなく見ることはできないので、19日の一般公開日もカメラ片手に会場をまわることにしている。完成車メーカーブースでは、プレスデー向けと一般公開日向けで展示車などディスプレイ変更が行われることもあるので、それもチェックすることにしている。

 19日は一般来場者の入場開始は午前10時からなのだが、プレスは早めに会場入りできるので、各ブースの展示車のカバーが取り払われる9時ぐらいに会場入りすると、展示車の撮影もスムースに進む。そのため筆者も午前9時に会場入りしていると、完成車展示ブースのいくつかから、気合を入れるような声がしてきた。

 GIIASは完全なトレードショーなので、とくにブース面積の大きい日系メーカーブースでは、広大な商談スペースが設けられている。ローンでの購入がほとんどとなるので、信販会社も出張窓口を構え、その場で与信審査ができるようにもなっている。つまり、大声で気合を入れていたのは、各メーカー系ディーラーのセールスマンのみなさんであった。その数はハンパではなく、10時の会場とともに、会場内のコンコースに沿って各セールスマンが立ち並ぶのだが、ブース内に入れないぐらいのセールスマンが立っているところもある。

 東京モーターショーだけ見ていれば意外に感じるひともいるかもしれないが、オートショーというのは新車販売促進を前提としたトレードショーであって、会場にくるひとも新車を買いにくる目的のひとが多い。アメリカあたりでは会場周辺地域のディーラーが、“オートショー特価セール”みたいなものを会期中に合わせて展開するのはお約束。新興国では“オートショー特別値引き”というものを、会場で契約したひと向けに設定することも多い。モーターショー

 かつての東京モーターショーでも、外貨持ち出し規制の厳しかったころは輸入車の展示即売は当たり前だったし、日本車でも会場でセールスマンがブースに配置され、商談コーナーも充実しているのが当たり前だった。だが、いつしか“新車を売るまたは販売促進活動が事実上禁止”という世界でも類を見ない、“変わったオートショー”となってしまったのである。

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